「ピンク」する前に想像力を2008/07/28 09:40

昨日の日曜日はあらたに届いた署名はありませんでした。
現在の筆数は
324筆!
で変わらずです。
いよいよ残すところあと4日。
皆さ~ん。そろそろお手持ちの署名用紙をお送りくださいね~。

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これまで素人なりの経験と、読みかじり・聞きかじりの知識から
乳がんという病気と治療について書いてきました。
こんな現状なんですということを皆さんに知っていただきたいと思ったからですが
「乳がん患者はこんなに大変なのよ、わかって、同情して」と言っているようで
少々心苦しいのも事実。
世の中には乳がんに限らず、さまざまな病気に苦しんでいる人が大勢います。
乳がんだけが特別なわけでは決してありません。
でも、ほかの病気では類を見ないほど
盛んにチャリティ・キャンペーンが行われている乳がんです。
もう少しだけ、お話したいことがあるので、お付き合いください。

5月にピンクリボンフェスティバル事務局のブログが閉鎖されたことは
すでに書きました。
そのブログの2005年11月7日の記事に
次のようなコメントがついているのを見て、わたしはがっくり来ました。
「仕事の関係上、去年からピンクリボン運動に参加してます。去年より一般の方々に浸透してきていると感じてます、私も今年初マンモグラフィーをしてきました! 女性は何時までも女性としていられるためにも「胸」って大事だと思います、事務局の方!がんばってください!」
乳がんになったら女性としていられなくなる…?
マンモグラフィーを受ければ、大事な胸を守れる…?
検診で引っ掛かって乳がんが見つかった女性は、「残念でした」の負け組…?
そう言いたいんですかと思わずツッコミたくなってしまうような書き込みが
ピンクリボン運動に携わる企業の方からあったということ
そしてそれが2年半ものあいだ、そのまま残っていたことに、愕然としたのです。
ピンクリボン・キャンペーンに携わる企業はたくさんあります。
中には非常に良心的に、熱心に、活動を続けてらっしゃるところもあり
乳がんについて勉強なさって詳しい知識をお持ちの方もおいででしょう。
配慮をもって、きちんとした活動を行ってくださっている企業・団体には
心から敬意を表しますし
この書き込みをしたような人は、例外的なのかもしれませんが
ここに『グラマラス』の企画にも共通する想像力のなさをわたしは感じてしまいました。
わたしだって、病気と関係ないところでは
「巨乳」がどうの、「貧乳」がどうの
ボンキュッパッの体がステキといった会話ぐらいします。
でも、早期発見の啓発活動をするにあたって
「いつまでも女であるために」「いつまでもきれいであるために」とするのは
あまりに現実からズレた、想像力に欠ける発言だと思います。
さらに言えば、検診で病気が見つかるかもしれない人への優しさにも
欠けているのではないでしょうか。

がんという病気になると、新聞を開いても、テレビを見ていても
がんという言葉が目に、耳に、飛び込んできます。
たとえ、今健康な人を対象としたキャンペーンであっても
「ピンクリボン」をかかげた企画であれば
乳がん患者としてはどうしても気になってしまいます。
「病気に関係したキャンペーンは当事者以外が行うのは無理だ」などと
言うつもりはありません。
ただ、ピンクリボンをかかげてキャンペーンを行う際には
乳がん患者が不愉快に思うような要素が排除されるよう
想像力をはたらかせていただければと、心から願っています。

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コメント

_ ykr ― 2008/07/28 14:02

乳がんについて、検診によるがん撲滅という非常識な文言は外してほしいと思います。
このスローガンは誇大広告というか、消費者に誤った考えをもたせるとして、
訂正を求めていくことが不可欠だと思います。

このスローガンがあるからピンクリボンは胡散臭いのです。
検診をすることで、ガンが減るわけではありません。
検診数を増やすには機器購入が必要という時代もあったはず。
ゆえに政治家や企業との結託(献金等)を想像させるわけです。
よって、寄付金がどこからいくら出て、何に使われたかは明確にする必要があります。

今回の場合は、このキャンペーンにより、署名に参加しない人も含め数多くの人を傷つけている。
よって、その収支と、そのお金の使い方を明確にさせたくなるのも、道理であり、
倫理問題で抗議するのはラチがあかないので、若干曖昧さがあるものの、
このような理性を働かせて抗議するのも一つの賢い選択だと思いました。

これを契機にチャリティ自体が、あるいはピンクリボン自体が、
胡散臭いイメージをもたれないよう透明化されていくと
素晴らしいと思います。

おかしいと思うことをオカシイと主張できない時代において、
このキャンペーンを立ち上げたことは勇気ある行動だと思っています。

_ てらだ ― 2008/07/28 22:15

ykrさん、コメントありがとうございます。
検診・啓発活動は欠かすことのできない重大な事業であるからこそ、ピンクリボンをかかげたキャンペーン、チャリティから胡散臭さがなくなってほしいと心から思います。

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