「ピンク」する前に考えよう2008/07/12 09:25

昨日まで、寄付をもらう団体側の報告について見てみました。
今日は、アメリカのある乳がん関連団体と
そこがおこなっているキャンペーンをご紹介します。

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ブレスト・キャンサー・アクション(Breast Cancer Action)
1990年の夏、全米乳がん連合(NBCC)ができた前の年
まだピンクリボンが生まれていない頃に
乳がんの原因や治療に関する情報があまりに不十分であることに業を煮やし
サンフランシスコに設立された団体。
その名が示すとおり、情報を知ること、伝えること
国に改善をもとめることなどをとおして
患者みずからが「行動」を起こすことを重視している。

「ピンク」する前に考えよう(Think Before You Pink)
市場にピンクリボン製品やキャンペーンがあふれ、どんどん数を増していることから
「ブレスト・キャンサー・アクション」が2002年にはじめたキャンペーン。
ピンクリボン・チャリティを行う企業に
事業の透明性とアカウンタビリティーを求めると同時に
消費者に対し、ピンクリボン・キャンペーンに参加する前に
以下のような質問を企業にぶつけてみようと呼びかけている。(原文はこちら)

1.購入価格のうち、いくらが寄付されるのか
2.全部で最高、いくらが寄付されるのか
 たとえば、1コ3900ドルでピンクリボン商品が売られていても
 最高で30000ドル寄付をすると制限されている場合もある
3.商品のマーケティング(商品開発から販売戦略まで)にいくらかかったのか
 寄付総額より多額のマーケティング費用がかかっているキャンペーンもある
4.寄付金はどのように捻出されているのか
 消費者やキャンペーン参加者が負担したお金が回されるのか
 そこから経費を引いた残りが回されるのか
 キャンペーンを行っている企業は一部でも負担するのか
5.寄付金は何という団体におくられ、どんな活動につかわれるのか
 その活動は、形骸化したものではなく、乳がんをなくすために実効性のあるものか
6.企業は乳がんを誘発するような製品を販売しないためにどう努力しているか
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6番については、がんの原因が明らかになっていない現在
厳密に追求するにはムリがあるといった批判もあるようです。


わたしがこの”Think Before You Pink”キャンペーンを知ったのは
5月に閉鎖されたピンクリボンフェスティバル事務局のブログに
こういうキャンペーンがあるらしいと書き込みがあったからでした。

個人的なことですが、『グラマラス』の発売以降
わたしは1ヶ月ほどおろおろするばかりでした。
企画の内容をつげる記者会見の模様を知って
4月号発売開始前に講談社へ抗議のメールこそ送ったものの
この「事件」に自分がどういう切り口で向き合えばいいのか、わからずにいました。

安直な企画に腹が立ちましたが、感情的になっては何も解決しません。
自分のこのもやもやは、いったい何をどうすれば解決するものなのか。

そんな時、“Think Before You Pink”というキャンペーンがあることを知り
まさに目からうろこでした。
世にあふれるピンクリボン商品、問題のある企画に疑問を感じて
こうして行動している団体がすでにアメリカにあったとは!

具体的な中身については、いろいろ検討すべき点があるとしても
冷静かつ批判的にピンクリボン・キャンペーンをとらえてみるという視点が
何より新鮮でした。

わたしは治療中は自分のことで頭がいっぱいでしたし、
そもそもピンクリボン・キャンペーンは企業・団体がやっているものだからと
詳しい中身まで知ろうとせずに、ただただ傍観していました。
でも患者として、疑問を感じるピンクリボン・チャリティには声をあげるべきではないか
そのためには、どこがどんな活動を行っているのか、そこからまず勉強しよう
そう思ったきっかけを与えてくれたのが、“Think Before You Pink”との出会いでした。

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